感動した設計士の提案7選

家づくり

設計士さんと打合せする中で感動する提案が多くありました。今回は7つ紹介したいと思います。

1.モルタル玄関

契約当初、玄関の床はタイルでした。一方、初回の打ち合わせで設計士さんから早速

モルタルの方がお家の雰囲気に合うと思うのでモルタルにしましょう」

と提案いただきました。
私たちもモルタル仕上げをYouTubeで見ていて、こちらの方が好みだったので、モルタルで決まりました。

私たちからも要望として言うつもりでしたが、設計士さんからも提案いただき、似たようなデザイン感覚を持っていたようで嬉しくなりました。

今後の打合せも楽しいだろうと期待させてくれる出来事でした。

2.玄関框

賃貸時代は玄関は0.5畳しかなく、とても狭い思いをしていました。特に1人が靴を履き終わるまで待ってなければいけないストレスがありました。

契約当初は玄関の間口は幅約80cmで、2人が横並びで靴を履くことはできない状態でした。

一方、我が家のコンセプトの一つに「玄関が箱の中にあるような間取り」がありました。玄関の出入口を単純に広げてしまうと箱の出入口が広くなりすぎるため「箱のような感じ」が崩れてしまい、悩ましい状態でした。

最初は黄色部分の框がなく、左手出入口=玄関の間口となっていました。

しかし、設計士さんからは「玄関框をつければ箱のような感じも壊さず、間口を広くとれます」と提案いただきました。私にはなかった発想だったので、なるほどと感心しました。

結果、玄関ではストレスなく過ごせています。

3.くり抜きの位置

玄関の箱

我が家のコンセプトの1つに「2つ箱がある家」というものがあります。
・1つ目は玄関を箱のような形にする
・2つ目はリビングの中心に箱のような形で書斎を配置する
というものです。

それぞれの箱には視線の抜けを意識してくり抜きを設けています。

その高さや形がこの家の印象を決める大きな要因になっていました。設計士さんもそれを理解し、何度も試行錯誤して形や位置を提案いただきました。

夫婦で意見が割れたり、しっくりくるものがなかなかなく、複数回の打合せでも決めきれずにいましたが、最終的には満足いくくり抜き方になりました。

室内側から見たくり抜き。ちょうど目線の高さにある。
玄関側から見たくり抜き高さ。視線は抜けるが、室内が完全に見えるわけではない。

玄関の箱でいうと、

室内からは視線が抜ける方向にくり抜きの高さが来ますが、玄関側からは室内は見えない絶妙な高さ

になっています。

このようなコンセプトの部分に時間や労力を割いてくれる設計士さんの姿勢に感動しました。

4.トイレの換気扇

トイレの換気扇はトイレ天井につけられますが、20cm四方程あるので目立ちます。

インテリアのノイズをなるべく出さないため、設計士さんから

くぼみをつけて、すっきり見えるようにしましょう

との提案がありました。

私たちでは意識がまわっていなかったところですので、とてもありがたい提案でした。

5.エアミーの削減

我が家では天井付空気清浄機「エアミーを採用しています。
打合せ初期はこのエアミーがLDKに2台設置されており、いわゆる「スマートイクス」仕様になっていました。
スマートイクスとは室内の空気を清浄することに特化した仕様で、以下が盛り込まれます。

・化学物質配慮 (エアキス)
・天井付空気清浄機 (エアミー×2台)
・第一種換気 (アメニティ換気システム)

エアキスとは化学物質をできるだけ発生させない建材や接着剤を使用し、また、化学物質を吸着する機能を備えた内装材などを活用し、化学物質ができるだけ少ない空気環境を実現する仕様のことです。

これら3つを盛り込むと、スマートイクス仕様となります。

スマートイクス(次世代室内環境システム) | 構法・性能を知る | 戸建住宅・注文住宅 | 積水ハウス
スマート イクス(次世代室内環境システム)を紹介いたします。積水ハウスの戸建住宅は邸別自由設計。豊富な建築実績と安心の技術力、充実したアフターサポートでお客さまの快適な住まいづくりをお届けします。

前置きが長くなりましたが、設計士さんからの提案は「エアミーを1台なくしましょうというものでした。
エアミーは天井に40cm四方の穴が空くため、天井面でとても悪目立ちします。我が家のコンセプトを理解し、設計士さんはこのような提案をしてくれたのです。

私の邪推ですが、積水ハウスも会社ですから、なるべくスマートイクス仕様にしたい思いもあったと思います。

今回の設計士さん提案により、エアミーは1台になりますから、スマートイクス仕様ではなくなります。
これも設計士さんが家のコンセプトをしっかり理解しているからできた提案だと思います。

ちなみに1台は書斎の中につけてくれており、目立たない位置にしてくれています。

6.エアコンの位置

契約当初、LDKのエアコンの位置は未確定でした。

一方、エアコンはその姿形でインテリア上悪目立ちしてしまいます。

契約当初の間取りでは収まりが良い場所がなく、悪目立ちしてしまいそうでした。
そこで、設計士さんの配慮で、元々キッチンのパントリーが4mあった内、一端の1mをエアコンスペース+造作収納棚とする提案がありました。

最初は左手にある釣り戸がもう一枚あったが、一番左部分はエアコンスペース+造作棚とした。

おかげでエアコンの収まりがすっきりし、目立たない位置にすることができました。
収納スペースは減ることになりますが、他に十分に収納スペースは確保していたので、問題ありませんでした。

7.脱衣所換気扇の追加

我が家では脱衣室にて電気式衣類乾燥機を設置しています。

電気式の場合、湿気を含む排気は室内に排気され、室内が暑くなります
(なお、ガス式の幹太君の場合、屋外に排気されます。その分排気ダクトの工事は必要です。)

電気式の乾燥機を使用したい旨を伝えると、室内が暑くなることを防ぐために、乾燥機上部に換気扇を追加してくれました

私たちにはそのような発想がなかったので、感心しました。

まとめ

設計士さんと打合せするにあたり、
家のコンセプトを理解してくれているか
同じようなデザイン感覚を持っているか
が大事だと感じました。このような設計士さんとの打ち合わせは楽しいですし、思い出にもなりました。
家づくりのヒントになるようなものがあれば幸いです。

タイトルとURLをコピーしました